(二十)
20. すさまじい豪雨は、堤防を破壊し、あぜ道を崩すこれらの破壊は、カリ時代に影響されたヴェーダ原則の敵の活動に似ている。
本来、自己実現(悟り)の道は、ヴェーダの権威ある教えによって達成されていました。Srila VyasadevaはそのヴェーダをSama Atharva Rk Yajurと呼ばれる四種類に分けました。そして同じヴェーダを十八のPurana(プラーナ 別冊)と、Mahabharata(マハーバラタ)に分け、されにそれらをヴェーダーンタ・スートラに要約しました。これらヴェーダ文献の目的は、自分が精神的生物つまり魂であり、人格を持つ神々の中の最高神、あらゆる魅力に富む姿である主シュリー・クリシュナとの関係を悟ることにあります。
しかしこれらのさまざまなヴェーダ文献は、ちょうどあぜ道や川岸が豪雨によって破壊されるように、カリ時代という猛攻によって、意図的に歪んで伝えられてしまいました。その攻撃はただ食べて、飲んで、結婚して、楽しむことだけに関心をもつ、無神論的哲学者によってなされます。これらの人たちの多くは、感覚的快楽と、粗野な物質主義に執着し切っているので、啓示された聖典に反論します。そして他に、生命の永遠性を信じない人々もいます。その中のある人は、生命は最終的には破壊され、物質エネルギーだけが残ると言います。また、物質自然の法則についてはあまり気にとめないのですが、自分の経験以外のことは何も信じようとしない人もいます。さらに、精神と物質をおなじとみなして、それらを区別すること自体が幻想なのだ、と主張する人もいます。
ヴェーダが知識の書物として最も認められていることは。いかなる点からみても疑う余地はありません。しかし長い年月を経て、Cārvāka(チャルヴァカ), Buddha(ブッダ), Arhat(アルハット)、 Kapila(カピラ)、 Patañjali(パタンジャリ)、 Śaṅkara(シャンカラ)、 Vaikāraṇa(ヴァイカラ)、 Jaimini(ジャイミニ)、the Nyāyakas(ナーヤカ)、 the Vaiśeṣikas(ヴァイシェーシカ)、 the Saguṇists(サグニスト)、 the empiricists(エンペリシスト)、 the Pāśupata Śaivas(パシュートパトシャイヴァ)、 the Saguṇa Śaivas(サグナシャイバ)、 the Brāhmas(ブラフマ)、the Aryas(アーリヤ)など多数の哲学者によってヴェーダの道は攻撃されてきました。(ヴェーダの思索家ではない人々が毎日無制限に現れるので、このリストはひどく長引く一方のです。)ヴェーダの道は、神と永遠なる関係や、神への献愛奉仕に至ること、そして神への超越的な愛の完成、ということを無視した他のいかなる主義主張とも決して一致しないのです。