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CHAPTER ONE

Questions by the Sages

Text 1: おお、わが主よ。シュリー・クリシュナ、ヴァスデーヴァの息子よ、すべてに遍満する至上神格よ。私はあなたに尊敬の礼を捧げます。私は主シュリー・クリシュナを瞑想する。なぜなら、主は絶対真理であり、創造のあらゆる原因の太古の原因である。そして、すべての顕現した宇宙の維持者であり、破壊者である。主は直接的または間接的なあらゆる顕現した者の意識である。そして、主は独立しており、主の先にいかなる原因も存在しない。原初の生命体ブラフマジーのハートに初めてヴェーダ知識を知らせたのはまさに主だけである。主によって偉大な聖者や神々でさえ幻想の中に置かれてしまう。火の中に水を見たり、水の上に陸地を見たりして、幻想の現れに混乱させられる。主によってのみ、物質宇宙が一時的に出現し、それらは真実ではないのに、自然の3様式の相互作用で実際に現れる。それなので、私は主を瞑想する。主クリシュナは超越的な住処で永遠に住まわれ、そこでは物質世界の幻想の現れから永遠に自由である。私は主を瞑想する。それは主が絶対真理であるから。

Text 2: すべての宗教活動を完全に拒否するのはそれらが物質的な動機から発せられているからで、このバガヴァッド・プラーナは最高の真理を提唱し、心が完全に純粋な献身者によって理解される。最高真理はすべてのものの幸福のために幻想から区別される現実である。その真理は三種の苦痛を人生から根絶する。この美しいバーガヴァタムは偉大な聖者ヴィヤーサデーヴァ(彼の成熟期に)によって編纂された。この書物だけで神の悟りのためには十分である。その他にいかなる経典が必要だというのだろう?注意深く、そして伝えられたことをそのままにバーガヴァタムのメーッセージに耳を傾けるなら、この智慧の文化によって至上主がハートの中にお住まいになる。

Text 3: おお、専門的知識をもち思慮深い者よ。『シュリーマド・バーガヴァタム』を味わい、ヴェーダ文典の望みの木の熟れた果実を味わうがいい。それはシュリー・シュカデーヴァ・ゴースワミーの唇から放射した。それゆえ、この甘美なジュースはすでに解放を得た魂を含めすべての者にとって味わいのある書物であったけれども、この果実はこれまで以上に味わい深くなっている。

Text 4: かつて、ナイミシャーランニャの森の神聖な場所で、ソウナカを筆頭とする偉大な聖者たちが集まって偉大な千年供犠祭を主と彼の献身者を満足されるために開催した。

Text 5: ある日、シュリーラ・スータ・ゴースワミーに尊敬を表す席を設け、朝必ずやることになっている火の供犠を行った後に、偉大な聖者たちが偉大な尊敬をもって次に上げる事柄について質問をした。

Text 6: 聖者は言った:尊敬するスータ・ゴースワミーよ。あなたはあらゆる悪徳から完全に自由なお方です。あなたは宗教的生活のためのあらゆる経典によく精通している。それはプラーナや歴史書に精通しているのと同じように。そして、適切な指導を経て精通されて、そして同じように説明をした。

Text 7: 年長の学識あるヴェーダンタ主義者。おお、スータ・ゴースワミーよ。あなたはヴィヤーサデーヴァの智慧を知らされた。ヴィヤーサデーヴァは神格の化身である。そして、あなたもまたあらゆる種類の物質的知識と形而上学(非物質的知識)について完全に精通している他の聖者(自分のグルを持っている)を知っている。

Text 8: そしてあなたが従順であるので、あなたの精神的指導者たちは柔和な門弟に与えるあらゆる恩恵をあなたに授けた。それなので、あなたは彼らから科学的に学んだあらゆることを私たちに話すことができる。

Text 9: したがってどうか長年に渡って祝福を受けてきたあなたが、容易に理解しやすいように私たちに説明してください。つまり、何が真実なのか、また一般の人びとにとっての人生の最高のゴールとはいったい何なのでしょう?

Text 10: おお、博学な者よ。しかし、この鉄の時代・カリに、人の寿命は短い。人々は争い合い、怠惰で、間違った方向に導かれ、不幸、そしてとりわけ常に何かに悩まされている。

Text 11: たくさんのいろいろな経典があり、そのすべてが多くの規定している義務がある。それらは長年に渡ってさまざまな部門を学んだ後にだけ理解できるものだ。それなので、おお聖者よ。どうかそれらすべての経典の中の大切な部分を選んで、すべての生命体にとって役となるように説明いただきたい。そのような教えは、全生命体のハートを満足させるに違いない。

Text 12: おお、スータ・ゴースワミーよ、あなたの上にすべての祝福が注がれますように。あなたは知っている。ヴァスデーヴァの子としてデーヴァキーの胎内に宿った至上神格者の目的はいったい何だったのか?

Text 13: おお、スータ・ゴースワミーよ。われらはどうしても至上神格者と主の化身について学びたいのだ。どうかそれらの教えについて、以前のマスター(アーチャーリヤ)から授けられたことをわれらに説明してください。そうすれば、それらを話す者と聴く者が両方ともに向上させられる。

Text 14: 生命存在は生死の複雑な網目に巻き込まれている。しかし無意識にでもクリシュナの御名を唱えれば即座に自由を得ることができる。主の御名は恐れの権化によっても恐れられている。

Text 15: おお、スータよ。主の蓮花の御足に完全に保護を求める偉大な聖者は即座に交際に訪れた者を神聖化することができる。ガンジス川の水が長い歳月をかけてでないと神聖にすることができないのに対してさらにすばらしい力である。

Text 16: 言い争いの時代の悪徳からの救済を切望するのに、徳高き主の栄光に耳を傾けない者がいるだろうか?

Text 17: 主の超越的活動は素晴らしく、そして優雅である。ナーラダのような博学な聖者は、主の活動を歌にする。それなので、どうかわれらに話してください。われわれはたいそう、主がさまざまな化身でおこなった冒険を聞きたいのです。

Text 18: おお、懸命なるスータよ。至上神格の複数の化身の超越的娯楽を、どうかわれらに語り聞かせてください。そのような吉兆な最高の支配者である主の冒険や娯楽は、主の内的エネルギーによって行われる。

Text 19: われらは詩と祈りで賞賛される至上神格者の超越的娯楽を聞くことが嫌になることは決してない。主との超越的関係を味わうまでに発達した者は、あらゆる瞬間主の娯楽を聞くことを楽しむ。

Text 20: 至上神格者、主シュリー・クリシュナはバララーマといっしょに人間のように遊んでいた。そしてそのように仮面を付けていて、主は多くの超人的な活動をされた。

Text 21: カリ時代はもうすでに始まっているということをよく知っておかなくてはいけない。われらはこの神聖な場所に集まり、非常に詳細な超越的神のメッセージを聞こうとしている。そして、このようにして供儀をおこなっているのだ。

Text 22: われらは神聖なる御意志によりもうすでにあなたの神性に出会っているのだから、あなたを船の船長として受け入れるだろう。われらの乗る船はカリ時代の困難な大海を渡ろうと望む者たちのためのもの。カリ時代は人間のすべての良い質が劣化する時代。

Text 23: 絶対真理であるシュリー・クリシュナは神秘力の支配者。しかし、主はもう主の御国へと出発されたのだから、どうか今やわれらの避難所となった宗教原理をわれらにお教えください。

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