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第74節

sañjaya uvāca
ity ahaṁ vāsudevasya
pārthasya ca mahātmanaḥ
saṁvādam imam aśrauṣam
adbhutaṁ roma-harṣaṇam

sañjayaḥ uvāca — サンジャヤ言った; iti — このように; aham —私;vāsudevasya — クリシュナの; pārthasya — そしてアルジュナ; ca — もまた;mahā-ātmanaḥ — 偉大な魂の; saḿvādam — 会話;imam — この; aśrauṣam — 聞いた; adbhutam — すばらしい; roma-harṣaṇam — 毛を逆立たせる

サンジャヤは言った。――私はこのようにクリシュナとアルジュナの2人の偉大な魂の会話を聞きました。それがあまりに素晴らしいゆえ私の髪は逆立っています。

『バガヴァッド・ギーター』の最初の部分でドゥリタラーシュトラは秘書のサンジャヤにクルクシェートラの戦場で何が起こったか尋ねた。そこで出来事全てが彼のグルであるヴャーサの恩寵によりサンジャヤのハートに伝えられ、そのようにして彼は戦場での出来事を説明することができた。二人の偉大な魂の会話はこれが最初でありおそらく最後となるので、素晴らしいものとなった。バガヴァーンが主の偉大な献身者のアルジュナに御自身と御自身のエネルギーについて語られたので、素晴らしい会話なのである。私たちがアルジュナの足跡に従ってクリシュナを理解すれば、私たちの人生は完成し幸福に満ちたものとなる。サンジャヤはそれを悟ったのである。それを理解するとともに彼はその会話をドゥリタラーシュトラに語り、クリシュナとアルジュナがいるところには必ず勝利があると結論を下した。

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